年頭のご挨拶

(社)岳南法人会 会長 久保田 幸男

 新年明けましておめでとうございます。
 会員の皆様には、お健やかに新年を迎えられましたことを心からお慶び申しあげます。
 さて昨年の10月7日、スウェーデン王立科学アカデミーは、今年のノーベル物理学賞を南部陽一郎さん(87歳)、益川敏英さん(68歳)、小林誠さん(64歳)の3人に贈るとのニュースが飛び込んできました。いずれも日本人であったことから驚きましたがその興奮も覚めやらぬ翌8日夜に発表された化学賞に、米国ウッズホール海洋生物学研究所の元上席研究員である下村脩さん(80歳)も受賞と、4人目の日本人ノーベル賞受賞者に再び喜び、オワンクラゲが注目をされるという、久々の明るいニュースに「我々日本人は優秀だ」と改めて自信を持つことができました。
 一方、一昨年8月からの「サブプライムローン」問題から世界的な景気後退を受けて、日本だけでなく新興国、資源国も含め世界的大恐慌という状況になってきました。
アメリカの野放図な借金をしながら物を買い続け、経済をまわすやり方が失墜し、ドルも失墜。もはや米国に輸出して経済がうまくいっていた日本も新興国も、そのシステムが元に戻ることはないとの見方があります。政治が小手先の対策をいくら出しても駄目で、腹を据えて実需に見合った新しい金融システムを作り、新しい経済を創造することが期待されます。
 さて当法人会としては、昨年は一昨年と同様「組織の充実」を図るため、9月から12月末までの会員増強運動期間中に、本部、支部、女性部会、青年部会が一体となり取り組み、各役員一人が1名の新会員を獲得することで248社の新会員加入を目標としました。その結果12月末までに115社に加入していただきました。加入勧奨に努力していただいた会員、役員の皆様、法人会の福利厚生を担当する保険会社の皆様、ご協力いただいた金融機関の皆様には心から感謝申しあげます。3月末までに昨年は217社でしたが、今年も同様必ず目標を達成できると信じております。
 また、総務委員会と税制委員会では税務当局が推進している「e-Tax」に協力するため、広報委員会と協力し「簡単e-Tax操作手順」のCDを作りました。このCDには「e-Taxダウンロード手順」「e-Tax開始届け案内」「e-Tax源泉所得税の電子納税の手順」が収録されており、このCDに従って操作すれば誰でも電子申告、電子納税が可能です。11月17日には富士市のラ・ホール富士でこのCDを使った「e-Taxパソコン教室」を開催し17社の会員企業が参加してくれました。この手順は(社)岳南法人会ホームページでもダウンロードできます。
 さらに法人会のメリットとして「中小企業向け、貸し倒れ保障制度」を導入しました。会員の皆様には是非ともご検討賜りますようお願い申し上げます。
 また例年行ってきた社会貢献事業の一環としては「親子税金教室」に加えて、昨年初めて「感動映画の集い」を行いました。8月1日(金)には富士市文化会館ロゼシアター(大ホール)に1,350人、8日(金)には富士宮市民文化会館(大ホール)に750人の子供たちと保護者の皆さんが集い、盛大に行われました。
 また青年部会では、この2月7日(土)に“岩崎宏美チャリティコンサート”をロゼシアター大ホールで開催します。会員の皆様だけでなく一般の方々にも開放した社会貢献活動を本会、女性部会も一緒になって行います。チャリティコンサートは今年で13年連続となります。
 その他税に軸足を置いた活動として、富士税務署に講師をお願いした税制改正説明会や、「税務研修会」を青年部会や富士・吉原地区協議会合同で開催しております。
 本年も会員企業の皆様に役立つ、また喜んでいただける事業を推進してまいりますので、ご指導とご協力をお願い申しあげます。
 会員企業の皆様のご健勝と益々のご発展を祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。


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