年頭のご挨拶

(社)岳南法人会 会長 久保田 幸男

新年明けましておめでとうございます。
会員の皆様には、お健やかに新年を迎えられましたことを心からお慶び申しあげます。
さて昨年は7月の参議院議員選挙で自民党が惨敗し、参議院では与野党が逆転してしまいました。衆参両院でのねじれ現象から新年まで会期が2度も延長されるなど不安定な政局が続いています。また、昨年の世相を漢字一つで表す年末恒例の漢字には「偽」が選ばれました。3年ほど前に姉歯一級建築士の建物の強度偽装が発覚した時には、国民は信じがたい気持ちでしたが、今やあらゆる分野での偽装発覚に何を信じたら良いか考えさせられた年でもありました。
そして8月に入ってからはアメリカの「サブプライムローン」なる問題で、世界的に株価の急落と石油の留まるところを知らない価格上昇などで、中小企業の経営は危機にさらされている現状であります。政府もこの景気低迷を乗り切る対策を打ち出していますが、何とか新年に元気の出る起死回生の施策が出てほしいと願うものです。
 さて当岳南法人会として昨年は
「組織の充実」を柱に据え、組織委員会では9月から12月までの会員増強運動期間中に178社の新会員加入を目標といたしました。各支部に加入目標を設定し支部役員の皆様に頑張っていただいた結果12月末までに133社に加入していただきました。加入勧奨に努力していただいた会員、役員の皆様、法人会の福利厚生を担当する保険会社の皆様には心から感謝申し上げます。
また総務委員会では税務当局が推進している
「e-Taxについて」岳南法人会の本会役員企業には是非とも採用していただくよう協力をお願いし、19年度末までに役員企業の50%を目標にしました。富士税務署法人課税第一部門の統括官、連絡調整官のご指導により、パソコンによる申告・納税が事務所にいながらにして可能であるという手ほどきをいただき、12月末までに55%と目標を上回る成果となっています。「e-Tax」の使い勝手がさらに向上されて、できるだけ早い段階で100%となり、支部の役員企業の皆様にも浸透できるようお願い申し上げます。
 本会のみならず、
女性部会では昨年10月に「地球温暖化ストップ」のテーマで研修会を持ち、今年の3月には「食の安全について」の研修会も計画しております。青年部会では2月2日(土)に“稲垣潤一”チャリティコンサートをロゼシアター大ホールで開催し、法人会会員企業の皆様だけでなく一般の方々にも開放した社会貢献活動を本会、女性部会も一緒になって開催されます。売上金の一部と当日の「チャリティ募金」は富士市、富士宮市、芝川町の社会福祉協議会に寄付させていただきますが、チャリティコンサートは今年11年連続で開催させていただいております。
 本年も、会員企業の皆様に役立つ、また喜んでいただけるような事業運営をしていきますのでご指導とご協力をお願い申しあげます。
 会員企業の皆様方のご健勝と益々のご発展を祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。


このページを閉じる